[Phoebe] ステルス爆撃機の調整

公式フォーラム : 開発者スレッド 『ステルス爆撃機の調整 ([Phoebe] Stealth Bombers)』 #1 より

(2014.10.16 11:08 by CCP Fozzie)


大事なのは、ステルス爆撃機の調整は今回でおしまいというわけではなく、近いうちに再度変更を加えていくよ、ということ。この艦種をいいかたちにもっていくには、少々時間がかかる。

Phoebe でステボマにさまざまな面で変更が加わるけど、そのどれもがステボマの有効性は維持しつつも、対ステボマへのカウンターを強化し、フリートがステボマから身を守れるようにすることを目的としている :

  • ステボマそのもののステの調整。短くまとめると :
    • HP を大幅に強化
    • 敏捷性を低下
    • シグネチャ半径を増大
    • カーゴ容量を強化 (どの機体もボムを 3個格納できるよう)
    • CPU を微強化
    • ワープ速度低下
  • 遮蔽 (※クローク) 状態の船同士が互いに 2km 以内に近づくと、(再び) 互いの遮蔽を剥がすようになる。
  • ボムランチャーを装備するとシグネチャ半径が肥大するようになる (ランチャーのオンライン時)。
    • Tech 1 : +10
    • Tech 2 : +12
  • Tech 2 ボムランチャーの容量を 300m3 へと引き上げる。
  • ダメージ系ボムの HP を引き下げ (と同時にレジスタンスについては引き上げ)、中型スマートボム (ネームド以上のもの) で破壊できるようにする。
  • ボムの速度を 17% 引き下げ、そのぶん飛行時間を引き上げる。つまり、ボムに対するリアクションをとる時間が従来 10秒だったものが、12秒へと伸びるということ。ボムの飛行距離は変わらない。
  • 「ボムディプロイメント」 スキルの効果を従来の 2倍、「レベルごとに 10%」 へと引き上げる。これにより、いままでよりも短いサイクルでボムを投下できるようになる。
  • 対キャピタル船用新型ボイドボム、"Focused Void Bomb" の実装。効果範囲は極小で爆発半径は大きい。対象の真横で爆発させる必要があるけど、キャピタル船にあたればキャパシタをやまほど消し去ってくれる。Syndicate の LP ストアにて入手可能。
  • 10km の半径をもった新型インターディクションプローブ、"Surgical Warp Disruption Probe" の実装。フリートが自分自身をバブルでつつみ、望ましくない距離にいる相手 (ステボマ含む) を自身の方へ引きつけるにあたって、とれる手段が増える。Syndicate の LP ストアにて入手可能。グラフィック面で問題があったため、実装は若干ずれ込む。

*** *** ***

ステ


ピュリファイヤー :

  • フィッティング : 45 パワーグリッド, 305(+7) CPU
  • 防衛 (シールド / アーマー / ストラクチャ) : 350(+138) / 600(+213) / 450(+63)
  • キャパシタ (容量 / リチャージ時間 / キャパシタ回復量/秒) : 355(+42.5) / 266.25(+16.25) / 1.33(+0.0833)
  • 推進力 (最高速度 / 慣性修正乗数 / 質量 / 軸合わせ時間): 300(+38) / 4.4(+0.053) / 1,495,000(+99000) / 9.12s(+0.71)
  • ワープ速度 : 4.5(-1)
  • センサー強度 : 19(+2)
  • シグネチャ半径 : 50(+13) 40(+3)
  • カーゴ容量 : 260

マンティコア :

  • フィッティング : 38 パワーグリッド, 330(+2) CPU
  • 防衛 (シールド / アーマー / ストラクチャ) : 625(+309) / 350(+62) / 400(+62)
  • キャパシタ (容量 / リチャージ時間 / キャパシタ回復量/秒) : 315(+46.25) / 236.25(+21.25) / 1.33(+0.0833)
  • 推進力 (最高速度 / 慣性修正乗数 / 質量 / 軸合わせ時間): 280(+24) / 4.5(+0.622) / 1,470,000(+4000) / 9.17s(+1.29)
  • ワープ速度 : 4.5(-1)
  • センサー強度 : 21(+1)
  • シグネチャ半径 : 51(+12) 41(+2)
  • カーゴ容量 : 265(+80)

ネメシス :

  • フィッティング : 38 パワーグリッド, 315(+8) CPU
  • 防衛 (シールド / アーマー / ストラクチャ) : 400(+125) / 475(+159) / 650(+228)
  • キャパシタ (容量 / リチャージ時間 / キャパシタ回復量/秒) : 355(+61.25) / 266.25(+31.25) / 1.33(+0.0833)
  • 推進力 (最高速度 / 慣性修正乗数 / 質量 / 軸合わせ時間): 275(+11) / 4.6(+0.057) / 1,410,000(-11000) / 8.99s(+0.04)
  • ワープ速度 : 4.5(-1)
  • センサー強度 : 20(+2)
  • シグネチャ半径 : 52(+15) 42(+5)
  • カーゴ容量 : 270(+55)

ハウンド :

  • フィッティング : 40 パワーグリッド, 310(+7) CPU
  • 防衛 (シールド / アーマー / ストラクチャ) : 550(+304) / 425(+87) / 350(+69)
  • キャパシタ (容量 / リチャージ時間 / キャパシタ回復量/秒) : 285(+35) / 213.75(+13.75) / 1.33(+0.0833)
  • 推進力 (最高速度 / 慣性修正乗数 / 質量 / 軸合わせ時間): 310(+26) / 4.4(+0.326) / 1,455,000(+85000) / 8.88s(+1.14)
  • ワープ速度 : 4.5(-1)
  • センサー強度 : 18(+1)
  • シグネチャ半径 : 48(+14) 38(+4)
  • カーゴ容量 : 255(+60)

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遮蔽した船同士が互いの遮蔽を剥がすようになる件


ボムの投下をやりやすくするために、遮蔽をした船同士が互いの遮蔽を剥がさなくなるよう 2012年に仕様を変更したわけだけど、現状を見るにつけ、集団爆撃をセットアップするのが少々簡単になりすぎてしまっているのは明らかだ。
今回の変更により、複数の遮蔽状態の船を運用する難易度がいくぶん高くなるとともに、かつて存在した、「遮蔽した船を使って相手の遮蔽を剥がす」 戦術も復権することになる。
今までやっていたことの難易度が上がるということで、今回の変更を歓迎しないプレイヤーがいることはわかっているけど、現行の仕様となる前だって爆撃戦術は問題なく使えていたし、今回の変更後も問題なく運用できるはずだ。


ボム HP の引き下げの件

ボムの HP を アーマー 96、ストラクチャ 20 へと引き下げ、国別のレジスタンスについては 99.8% へと引き上げる。これにより、一度に投下可能なボムの数は変わらないけど (ダメージ系ボムを他の系統のボムと同時に投下する場合は除く)、スマートボムによりボムを破壊するのが容易になる。
特に注目すべきは、ボムの合計 HP がネームどもしくは Tech 2 スマートボムにより破壊できるレベルになるということで、クルーザー (※巡洋艦) や BC (※巡洋戦艦) フリートが身を守る手段が増えることになる。


ボムの速度と飛行時間の件

従来 3000m/s だったダメージ系ボムの飛行速度が 2500m/s となり、飛行時間が 12秒になる。航行距離は 30km のままだけど、30km 進むのに 10秒ではなく 12秒かかるようになるということ。集団爆撃攻撃に対するフリートのリアクション時間に余裕ができることにより、爆撃攻撃を運用していくうえで、従来ステボマフリートによる単独行動という面が強かったものが、今後は他の船との戦略的な連携のなかでボムをいかに有効に使いこなすか、という面に重点が移ることになる。


ボムディプロイメントスキルの件

Tech 2 ボムランチャーの場合で、最短 67.5秒にまでサイクル時間を短縮できる。これによりボムディプロイメントスキルの価値が増し、また、投下と投下のあいだで待機していなければいけない時間がいくぶん減る。


対キャピタル船用ボイドボムの件

比較的効果範囲の小さい、範囲型行動制限系兵器の第一弾で、今後、この系統の兵器ではいろいろとやれることがあると考えているよ。今回のものはボイドボムで、ステは以下のようになっている :

  • アーマー HP: 600
  • 爆発半径 : 4000 5000
  • エネルギー中和量 : 15,000
  • 飛行時間 : 15s
  • 飛行速度 : 2000m/s
  • 効果範囲 : 1 メートル

これが最も効果的なのは非常に大きな船に対してで、効果を発揮させるには対象の真横で爆発させる必要がある。このボムが一世を風靡するだろうとは思わないけど、キャピタル船へのちょっかい目的で使うにはとても良い選択肢になると思う。特に小規模なボマーフリートにおいてね。入手先は Syndicate LP ストアのみ。


10km 半径の新型インターディクションプローブ

これはインターディクター (※ワープ妨害型駆逐艦) 用の新しい弾薬で、普通のバブルと同じように機能するんだけど、範囲が狭く、寿命が 50% 増しとなっている。離れたところにいる敵勢力 (特にボマー) を自分の方へと引きつける手段として新たに使え、自分のフリートをバブルで包むのになかなか便利なはずだ。今後、ヒクター (※ワープ妨害型巡洋艦) 版も実装可能かどうか検討していきたいと考えているけど、WDFG (※ワープ妨害フィールド発生装置) で用いられているスクリプトシステムは必ずしもそういったかたちで応用できるようにはなっていないので、現時点では確かなことは言えない。入手先は Syndicate LP ストアのみ。


これらの変更により、ボマーフリートの運用はこれまでよりも少々大変になるだろうし、非ボマーフリートには身を守るための手段を何点か手にしてもらえることになる。とは言え、ボマーがナルセクの艦隊戦生態系においてきわめて重要な要素であるのは変わらないし、僕らとしてもボマーが戦場において強力であり続けるよう、引き続き力を注いでいくつもりだ。



同スレ #113 より

(2014.10.16 14:01 by CCP Fozzie)


これらの変更の目的は、非ボマーフリートがボマーに対抗しやすくなるようにすること (ボマーが Isboxer を使用しているいないにかかわらずね)、そして、爆撃におけるキャラクター間の連携の重要性を今一度高めること。Isboxer を使うことによりパイロット間の連携がさまざまな面で非常に容易になるのは確かだけど、それは今までだってずっとそうだったし、今回の変更でなにか新しく発生した現象だというわけじゃない。

Singularity テストサーバーにて、これらの変更点による動向を注意深く観察し、ボマーにとってあまりにきつすぎるということであれば、すぐにでも調整を加える。僕らはボマーを抹殺してしまいたいわけではないし、今回の変更がそのようなものにあたるとも考えていない。

何か、まったく別なことを期待してこのスレッドに来た、それゆえがっかりした、という人もいるようだね。

Isboxer にまつわる CCP のポリシーについて議論するのは大いに結構だけど、それはそれ用のスレッドでお願いしたい。

([Phoebe] ステルス爆撃機の調整 - 02 に続く)

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