[Kronos 1.0] 国家間戦争 (FW) コンプレックスの調整

公式フォーラム : 開発者スレッド 『国家間戦争コンプレックスの改善 ([Kronos] Factional Warfare Complex Improvements)』 #1 より

(2014.05.09 11:13 CCP Fozzie)


みんなこんにちは。ファンフェストの FW 円卓会議に出席してくれた人は、Kronos で FW コンプレックスが改善されるというニュースはもう耳にしていることと思う。今日は詳細だ!

3つの面で FW コンプレックスに変更を加える :
  • Large Outpost の新設
  • NPC とそのポップ態様の変更
  • 占領可能な範囲内においてはクローク (※遮蔽) が使用不可に

以下の点ははっきりさせておきたい : 今回の変更が意図しているのは、FW のコンプレックス攻略をとりまく状況をより面白いものにし、「時間当たりの取得 LP」 という観点から PvP 装備の船が 「ファーミング」 装備の船と張り合えるようにすることであって、変更によって 「ファーミング」 やその他の戦闘回避戦術が機能しなくなるようにしようという意図はないんだ。コンプレックス内で WCS (※ワープコア制御装置) やクロークを使えなくしてしまうというかたちで調整を加える気はないよ。プレイヤーにはリスクを軽減するためのツールも与えられるべきなんだ。リスクを軽減したぶん、失うものがある限りにおいてね。

(※ファーミング : FW におけるファーミングとは、LP の取得のみを目的として FW に参加し、PvP を回避してコンプレックスを攻略する行為。FW に参加している PvP 指向プレイヤーの立場からは、こういった 「ファーマー」 は FW の本来の目的であるべき PvP の側面には貢献せず、PvPer の資金源となる報酬 LP の価値を下げるだけの存在ということになるため、疎んじられることが多いようです)


Large Outpost

大型の船が FW で活躍できる場をもっと増やすべきだとの要望をたくさん受けてきているんだけど、この点では大型の FW コンプレックスが相対的に希少であることが常々問題となっていた。

Kronos では既存コンプレックス群に、新たに Large Outpost を追加したいと思う。Large Outpost は他のアウトポスト同様、一定時間の経過後、常に同一の星系に再ポップする。つまり Large Outpost が占領完了された直後でない限りは、Large Outpost が最低でも 1つは常に出現しているということだね。


NPC とそのポップ態様の変更

Retribution 拡張において FW コンプレックスを作り直した際、僕らはそれまでの方式であった NPC による波状攻撃を廃止し、それをきわめて攻撃力が低く、アクティブタンクを備えた単一の NPC が出現する方式へと置き換えた。これらの NPC は、要はプレイヤーの船の DPS を試すという役割を担っており、プレイヤーに戦闘向けの装備を用いてコンプレックスを攻略するよう、ひかえめに促す役目を果たしている。プレイヤー対プレイヤーの戦いを邪魔をしてしまうことなくね。実は当初の構想では、倒された NPC が時間の経過で再ポップするというかたちで考えていたんだけど、コンテンツツールの不備によりその時点では実装を見送らざるを得なかったんだ。
でも、開発チーム "Space Glitter" が Rubicon のゴーストサイト用に開発したコンテンツツールのなかに、この欠陥を修正できるものがあることがわかったんだ。だから Retribution 時のオリジナルデザインをここで復活させようと思う。

Kronos 以降、FW コンプレックスの NPC は倒された後、ランダムな時間の経過後に再ポップするようになる。コンプレックス内に存在し得る NPC は常に 1体のみだ。
再ポップタイマーは Novice と Small コンプレックスで 90~180秒のあいだ、Medium と Large で 90~300秒のあいだだ。

また、NPC そのものにも軽く調整を加える。NPC の攻撃力は現状でも低いけどそれをさら弱め、現状よりも 20~40% 減とする。
そして NPC のヒットポイントも減らしつつ、アクティブタンクによる回復頻度は高める。これにより高い DPS を備えた船であればあるほど素早く NPC を倒し、コンプレックスの占領を再開できるため、高 DPS 装備の船が有利になるはずだ。


占領可能な範囲内においてはクロークが使用不可に

FW コンプレックスにおいてクロークがバランスを崩してしまうことのないよう、占領拠点から 30km 以内の範囲においてはクロークが使用できなくなるよう変更する。30km の半径をもった潜在的なビーコンが設置されることで、船が占領可能範囲にいるかぎりはそのビーコンの 0km 地点にもいることになり、クロークが起動できなくなるという仕組みだ。

ファンフェストではこの半径をもっと大きくするべきだとのリクエストも受けたんだけど、考慮するにしてもまずは今回の調整の結果を見てからにしたい。30km という値のいいところは、30km であれば、占領拠点から 30km 離れた地点でクロークして待ち構えた戦闘装備の船が、ワープインしてきた船を捕まえられる程度にはワープイン地点に近い位置取りを確保できるという点なんだ。


FW を改善する手段は他にももちろんあるし、今回の調整だけで終わるつもりもないけど、それでも今回の調整は FW に大いに貢献してくれるものと考えているよ。みんなからのフィードバックを楽しみにしているからね!



同スレ #7 より

(2014.05.09 11:30 by CCP Fozzie)


《Zarnak Wulf》
1) Large コンプレックスはゲートなしのまま?

うん、Large Outpost は現状の Large コンプレックス同様、ゲートなしだ。

《Zarnak Wulf》
2) 現状では、コンプレックスは占領完了後、30分で再ポップする。新たに Large が加わることで、星系あたりのコンプレックス数は 33% 増加することになり、その結果、本気で挑めば星系の領有権を今までよりもはるかに短時間でひっくり返せることになる。コンプレックスの再ポップまでの時間を延ばした方がいいと思うんだけど。

領有権の移転が早まる可能性についてはこちらでも認識している。でも、NPC が再ポップするようになり、また NPC の回復力も高まったことで個別の拠点の占領にかかる時間は長くなり、全体としては許容範囲内に収まるのではないかと考えている。フィードバックにはもちろん目を光らせていくし、いざ調整が必要ということになれば、再ポップ時間はすごく簡単に調節できるからね。

([Kronos 1.0] 国家間戦争 (FW) コンプレックスの調整 - 02 に続く)

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