CCP Seagull : 『「新たな宇宙」 構想は、大手ナルセクアライアンスのためだけのものではない』

原文 : CCP Seagull による、公開質問状への返答

2014年 5月 8日、ブログ "A CARBON BASED LIFE" に、ブログの著者による CCP への 「公開質問状」 が掲載されました。

質問の内容は、要約すると以下のようなものでした :


EVE の未来の姿としてファンフェスト等で開発者により語られた 「カプセラ支配の新宙域」、「プレイヤー製のスターゲート」 等のコンセプトは結構だが、話を聞けば聞くほど、これらがプレイヤー全体を対象としたものというよりは、大手ナルセクアライアンス (およびその連合体) を対象としたものに思えて仕方がない。ソロや、小規模フリートを楽しんでいるプレイヤーは多いし、そういったプレイヤーは 「新宇宙」 構想からの疎外感をおぼえていると思う。

新構想において、ソロプレイヤー、カジュアルプレイヤー、小規模フリートの居場所はあるのか。「プレイヤー製のスターゲート」 が完成したあかつきには 「誰もが」 新宙域に進出できるのか、それとも 「ナルセク住人以外はすっこんでいろ」 なのか。「非ナルセク派」 として単刀直入に聞きたい。誰でもいいから CCP の人、答えてほしい。

このブログ記事のコメント欄に EVE Online シニアプロデューサー CCP Seagull より以下の返答が寄せられました :

(2014.05.11 20:09 by CCP Seagull)


こんにちは。率直なご質問、どうもありがとう。

「すべてのカプセラ」 とともにこの構想の旅路を歩んでいきたい、と私は言ったわけだけど、これはまさに文字通りの意味なの。小規模フリートやソロパイロットが EVE でやれることをもっと増やしたいし、増やすにしてもそれはナルセクにおいてのみの話ではなくて、あらゆる宙域でのことなの。

「プレイヤーによる支配」 と言うとき、私が思い描いているのはあらゆる宙域のあらゆるプレイヤーが、「プレイヤー同士で」 互いに、それぞれ異なったやり方で、影響を与えあうということで、ナルセク治外法権だけを指しているわけではないし、ナルセク型のモデルが、あらゆる場所に適用されるべきだとも思っていない。

これまで 「プレイヤー主導」 という表現は、ほとんどの場合、ナルセク・巨大コーポ・巨大アライアンスに対して使われるものだったこともあり、今回の構想がソロや小規模フリートのことを言っているように聞こえなくても無理はないと思う。ファンフェストの円卓会議でもやっぱり同様の質問は受けたしね。でも、構想のデザイン作業が目下進行中だけど、その中で小規模グループもソロプレイヤーもとても重要な位置を占めているし、今後の EVE の姿を思い浮かべるうえでも両者は私たちにとって欠かせない存在なの。

夏のぶんが終わったら、コーポレーションおよびアライアンスシステムに取りかかるつもりなんだけど、このプロジェクトが日の目を見たあかつきには上で述べたようなことも実感してもらえるようになるはず。このプロジェクトでは、単一プレイヤーの所有キャラクターのみで構成されているコーポも含め、小規模および中規模コーポにじっくりと取り組む予定。その段階になったらまた意見を聞かせてね。

CCP Seagull

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