開発者コメント : Tech 2 船独特のフィッティングのきつさ (コマンドシップの調整 - 03)

([Odyssey 1.1] コマンドシップ (指揮型巡洋戦艦) の調整 - 02 からの続き)

公式フォーラム : 開発者スレッド 『コマンドシップ ([Odyssey 1.1] Command Ships)』 #1500 より


(2013.08.16 18:25 by CCP Fozzie)


《Cyaron wars》
(※要約 : 船のフィッティング性を設計するうえで 『プレイヤーの取捨選択を促し、ときには何かを犠牲にすることも必要となるようにする』 というデザインコンセプトは理解できる。でもそれなら、あらゆる船種でその原則が公平に適用されるべきではないのか? 例えば、Tech 2 船に比べて Tech 1 船のフィッティングがゆるいのはおかしいと思う。また、シールド艦は XL ブースターを使えたり ASB を複数使用できるのに比べて、アーマー艦は船種に即したサイズのリペアラに縛られ、AAR は一つしか装備できないというのも納得がいかない)

Tech 2 船のフィッティングは Tech 1 船よりもきつくあるべきだ、というのは、実はティアリサイドのデザインコンセプトの一つで、調整を開始した当初から念頭におかれていたことなんだ。Tech 2 船は比較的スキルポイントの高いプレイヤーのためのものだからね。今回の調整で HAC (強襲型巡洋艦) や CS のフィッティングにかなりの余裕を持たせてしまったことで (おそらくやりすぎた。でも必要に応じていつでも再調整できるしね)、そのコンセプトもかなり薄まってしまったけど、コンセプトの狙いそのものは今もって妥当だと考えているよ。ある船をデザインするうえで僕らが念頭におくことの一つとして、その船をどれくらい 『フレンドリー』 にするのか、ということが挙げられる。操作するうえで必要な経験、乗るために必要なスキル、撃墜された場合のコスト、フィッティングするうえでの試行錯誤などを、プレイヤーにどの程度要求する船にしたいのか、ということだね。Tech 2 船について述べるならば、『フレンドリー』 さは低くていいんだ。ときにはモジュールをメタ 3 やメタ 4 に落とすなどして、フィッティングのしにくさを乗り越えたプレイヤーの努力に見合うだけの性能を Tech 2 船が提供できているかぎりにおいてね。




同スレ #1505 より

(2013.08.16 18:48 by CCP Fozzie)


《Harvey James》
@Fozzie

ハリケーン船体モデルらしく、スレイプニルをアーマーリンク船にできたりはしない? アーマー防御指向のミンマター船も相当数あるわけだし。

太字を読み飛ばしたね? (※ 1.1 では船体モデルは変更されません)

アーマースレイプニルは面白いとは思うけど、大幅な変更であるわりに、得られるものは極めてわずかだと思う。アーマー系のリンクがほしければ、ミンマターにはいつだってロキがあったわけだし、そもそも 『フリートは単一国家の船で構成されなければいけない』 なんてルールもないだろう? :D

シールド系リンクのガレンテ CS をという話についても同様だ。どちらの国家にも、シールド・アーマー両系統で面白いフィッティングがたくさんあるのは確かだけど、やはりそれぞれが己のアイデンティティとして強く指向する防御スタイルがあるわけだし、CS のボーナスにしてもそのアイデンティティを反映しているんだ。



同スレ #1508 より



(2013.08.16 18:58 by CCP Fozzie)


《CCP Fozzie》
Tech 2 船のフィッティングは Tech 1 船よりもきつくあるべきだ、というのは、実はティアリサイドのデザインコンセプトの一つで、調整を開始した当初から念頭におかれていたことなんだ。Tech 2 船は比較的スキルポイントの高いプレイヤーのためのものだからね。今回の調整で HAC (強襲型巡洋艦) や CS のフィッティングにかなりの余裕を持たせてしまったことで (おそらくやりすぎた。でも必要に応じていつでも再調整できるしね)、そのコンセプトもかなり薄まってしまったけど、コンセプトの狙いそのものは今もって妥当だと考えているよ。ある船をデザインするうえで僕らが念頭におくことの一つとして、その船をどれくらい 『フレンドリー』 にするのか、ということが挙げられる。操作するうえで必要な経験、乗るために必要なスキル、撃墜された場合のコスト、フィッティングするうえでの試行錯誤などを、プレイヤーにどの程度要求する船にしたいのか、ということだね。Tech 2 船について述べるならば、『フレンドリー』 さは低くていいんだ。ときにはモジュールをメタ 3 やメタ 4 に落とすなどして、フィッティングのしにくさを乗り越えたプレイヤーの努力に見合うだけの性能を Tech 2 船が提供できているかぎりはね。

《Ersahi Kir》
このアプローチの問題点は、特定の極めてタイトなフィッティングを念頭において船がデザインされるために、フィッティングの柔軟性がまったくなくなってしまうということだ。

もちろん私見だけどね。

実際に僕らが特定のフィッティングを念頭において船をデザインしているのだとしたら、確かに君のいうとおり問題だね。でもそうじゃないし。(ただし、フィッティング性に問題がないか確かめるために、内部的にさまざまなフィッティングを試してみることがあるのは確かだけどね)

EVE のおもしろさの一つとして挙げられるのは、フィッティングで常道を思いっきり外してみても、えてしてそれなりに機能してしまうことが多い、という点だ。そしてその中でも Tech 2 船は、その独自のアドバンテージを活かすのにスキルポイントと経験を少しだけ余計に必要とする船なんだ。それだけのことだよ。

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